音訳はたぶん多くの皆さんが思っているより時間のかかる作業です。
音訳作業の一連の流れを説明しますと、音訳をする資料はまず人名・地名その他固有名詞等の読み方の下調べをします。
そして下読み→録音→編集→自己モニターまで済ませてデータを校正者に送ります。校正者は誤読・音量・図や写真などが適切か等をチェックし音訳者に戻します。問題なければCDに書き込み「録音図書」として利用者さんに届けられます。
繭のボランティアをご希望される方には、2段階の研修を受けていただきます。
研修は初めに座学で講師から音訳についての基礎知識を約10時間学び、その後約20時間かけて実際にパソコンとヘッドセットを使って、録音・編集からCD作成までの音訳技術を先輩ボランティアから習得して行きます。研修にかかる費用は資料代1,000円程度です。
この間半年程かかりますが未知の挑戦に達成感を感じる方が多く、また一人一人に丁寧な指導は受講者から評価されています。
なお新規のボランティアの養成講座・新人研修は2年に1度実施され、2024年は既に養成講座参加募集は終了しております。
参考に 2024年度 実施予定は以下のように行っております。
4月26日(金) 13:30 ~ 15:00 音訳ボランティア ※事前説明会
5月~6月 養成講座 全5回
6月~12月 新人研修 全9回
※事前説明会の内容
ボランティアグループ繭の概要説明(会の運営・音訳とは・音訳デビューまでの流れ
とスケジュール説明)、音訳のデモンストレーション、よくある質問の回答、質疑応
答。
次回は」2026年度に開催予定となっております。
Q.音訳活動は初めてだけどできるかしら?
大丈夫です。現在のボランティア会員の大半はゼロからのスタートです。
しっかり研修を受けていただくことと、やる気と根気さえあればできるようになるまで丁寧にお教えしますのでご安心ください。
Q.多摩市在住でないのですが?
最初の研修では事務所まで通っていただきますので、通える範囲なら市内・市外は問いません。
Q.音訳は?録音は?どこで?
音訳はボランティアが各自で、自宅でパソコンを使用して録音しています。
読んだデータはパソコンから送ることができます。
Q.どんな年代の方が活動していますか?
現在のボランティア会員約70名は40代~最高齢90歳以上の方もいらっしゃいます。多いのは60代~70代ですが、年令性別は問いませんので長く続けていただきたいです。
Q.会員同士の交流はありますか?
隔月で会報を発行して情報の共有を図っています。
またボランティア・利用会員の交流を図るMAYUサロンを毎月1回開催しています。
Q.多摩市とはどういう関係ですか?
多摩市との直接の関係はありません。私たちは多摩市に活動の拠点を置く音訳のボランティアグループです。
Q.事務所では音訳以外にどんな活動をされていますか?
事務所では事務局のスタッフを兼ねるボランティアスタッフが、毎週火曜日の午後にさまざまな作業と会議を実施しています。
具体的には、利用会員からの音訳の依頼を受け付ける→ボランティア会員から音訳の担当者を決め資料を送付する→完成したCDを利用会員に送付する。会報の発行や多摩市関連の定期刊行誌(委託)のCD作成・発送、各種事務業務やまたボランティア会員の疑問や相談に応じています。
その他ご不明点何なりとお尋ねください。
ご連絡をお待ちしています。
〒206-0025
東京都 多摩市 永山 2-15-8
TEL/FAX 042-339-3063
火曜日以外は留守電対応
メール: tamamayu8@nifty.com
情報確認日:2025年 1月 14日
確認者 イラスト:<H.U.>